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本の滝百選/田立の滝(大滝川渓谷)               No,001 2003/03/15
 長野県南木曽町と岐阜県坂下町との県境の集落が田立で、南木曽町の西に位置する。毎年10月3日に行われる「花馬祭り」は、長野県無形民俗文化財として有名だ。約400年前から田立地区の五宮(いつみや)神社に伝わる五穀豊穣を願う祭りである。5年前の長野冬季オリンピック閉会式のプログラムに、この祭りが出ていたので、皆さんもご覧になったと思う。
 田立は「田立の滝」でも有名だ。「日本の滝百選」に選ばれ大滝川渓谷にある「洗心の滝」、「不動の滝」など10余りの滝の総称である。この名前からも分かるが、山岳信仰の中心地であったに違いない。特に、高さ96mの天河の滝は圧巻だ。
 全ての滝を楽しむには2時間近く山の散策をしなければならない。中央西線の田立駅から滝の入口までが徒歩1時間、源流部の天然公園までは、さらに2時間近く登るハードなウォーキングである。


集落の南側を流れる木曽川
「田立の滝」周辺散策マップ
滝川渓谷の水を楽しむ
 長閑な集落の南側には木曽川が悠々と流れ、その対岸の山中には南木曽から南下し、妻籠宿、馬籠宿へと続く中山道がある。宿場町とは程遠い全く違う風景だ。
 駅前から集落内の通りを西へと向かう。そこここに、水が湧き、水の豊かな集落らしい。古い民家は明治頃のものだろう。辺りには棚田が広がっている。駅前から10分程度、歩いただろうか。木曽川と大滝川の合流点があり、川沿いの道を大滝川の方へと上っていく。その入口で簡易水道の水源を見つけた。これはいい…実に美味そうな水だ。早速、味わってみると、角がない絹のような水だ。水を汲んで珈琲を野点する。ハイ・ローストの珈琲で試してみた。絹のようにきめの細かい水が、珈琲を丸く、そして、香りを引き立てた。近くに、菓子を売っているところがなく残念だったが、大滝川渓谷の水は満点だった。



大滝川の簡易水道取水口付近の清流
立の周辺を散策し、水を探す
木曽川と大滝川の合流点
期待をふくらませ水を汲む
集落内の庄屋のような古民家
中央西線田立駅は木曽川の河岸段丘に
へばり付いている
いい香りが立ち上がる
絹のようにきめの細かい水が、珈琲を丸く
そして、香りを引き立てた
元で見つけた美味しい菓子
※発見できず…残念!

南木曽町・田立/大滝川
アクセス
●中央自動車道・恵那インターから国道
  19号を北上、県境を長野に入ってすぐ
●中央西線・田立駅下車

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