2004/05/24

●日本酒 「翠露・特吟・雲の峰」(濁り生酒)

舞姫酒造(長野県諏訪市)


山田錦100%
精米歩合55%


 真田町から舞姫酒造のある諏訪市に向かうには、白樺湖付近から西に入り、霧ケ峰を通過する。この酒のイメージは、その霧ケ峰の夏の一日そのものでありながら、母性的な味わいを醸し出している。
 活性が続く状態の濁りは、生酒のクリアーな風味にやわらかい刺激と奥行きを与えている…ような気もするかなぁ…。
 翠露の新しいイメージなのであろう…と、感じてしまう1本だ。ちなみに500mlで1050円である。

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2004/05/21

●日本酒 「夜明け前」(本醸造なまざけ)

小野酒造店(長野県上伊那郡辰野町)


麹米・山田錦100%
精米歩合59%


 骨っぽく男らしい酒が好きな私は、どちらかというと、佃煮や漬物で呑むのである。「夜明け前」は、以前、友人が「料理を選ばない1本」として、よく持ってきた銘柄だが、あまり好んで買うことはなかった。しかし、生酒のせいか、ついつい買ってしまったのだ。この酒は冷やして呑むのだが、温かくなるにつれ、私の好きなバランスから遠ざかるような気がする。繊細な酒なのだろうか?
 ところで、この酒蔵は全国でも常に上位に数えられる実力があるので、説明はいらないだろう。 が、少々、名前の由来をお教えしたい。「夜明け前」の名は、文豪島崎藤村の長男・島崎楠雄の許しを得て誕生したという。「この名を使う以上は、命に代えても本物を追求する精神をお忘れなく…」との言葉をもらい、信州辰野町の小野地区で、手造りの伝統を忠実に守りながら酒を醸している。
 その名のごとく、口に含んだ瞬間、白んでいく濃紺の空と澄んだ空気を連想させる清らかな味だ。雑味が少なくキレもあり、優しい味わいで、母性的な酒と言えるだろう。

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2004/05/17

●日本酒 「佐久の花」(山廃本醸造・無濾過生原酒)

佐久の花酒造(長野県南佐久郡臼田町)

麹米 ひとこごち55%
精米歩合60%



 佐久の花の山廃仕込で本醸造の無濾過・生原酒である。私が好きな日本酒の中ではダントツの存在の一本。以前から、米の旨みが力強い山廃仕込の酒が好きで、華やかな感じが強かった佐久の花のイメージを変えた。というより、実力のある酒蔵なので、山廃仕込を出してくれれば…と思っていた。期待を裏切らず、売り出した時は「やはり!」と喜んで手に入れたのである。
 本当に旨い。品のある香り、米の骨太い旨み、無濾過生原酒ではありながらもしつこくない喉越し、余韻…、この酒も1050円とコストパフォーマンスが高い。

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2004/05/15

●日本酒 「全量山田錦五十五%磨・千曲錦」

千曲錦酒造(長野県佐久市)

生酒
精米歩合55%


 地元酒店でじっくりと高級銘柄保冷ショーケース内に目を凝らすと、下の隅にひっそりと置いてあった。ラベルを見るとこの酒は上田・佐久地区限定販売とのことで、1050円。いやに安いなぁ…と思いつつ購入した。
 実に美味い酒だ。本当にこの値段なの?と感心してしまうほどだ。基本的な醸造技術のレベルが分かってしまうのが生酒だが、香り、米の旨み、喉越し、余韻のバランス、その上、このコストパフォーマンス…本当に驚く。
 インターネットで調べると、4月25日(日)の第三回酒蔵開きというイベントで限定発売したらしい。大人気でアッという間に完売したという。

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2004/05/13

●オーガニックワイン
  「CHATEAU MAROUINE 赤 2002」

シャトーマルイン(フランス・プロヴァンス)

カリニャン60%、ムールヴェードル34%
サンソー6%
1999年 サン トロペのコンクールでブロンズ賞を獲得


 上田市の柳町にオープンしたパン屋Rの開店日の午後、挨拶を兼ねた取材に伺った。開店祝いのつもりで店にあった全てのパンを購入。オーナーのK田氏が感激し、そのお返しとしていただいたワインだ。早速、インターネットで調べてみた。
 コート・ド・プロヴァンスの生産の中心、ロゼの発祥地であるピェールフ村にシャトーマルインの葡萄畑がある。ピュジェ村というと、以前からプロヴァンス地方の赤ワインを産出する優れたぶどう栽培地の1つとして、知られている村だ。小さい葡萄園のシャトー・マルインは、南向きの険しい段々畑で、環境保護に注意を払い化学薬品を使用せずに葡萄を栽培。手摘みによって厳選された葡萄を使い造られているという。
 小さな赤い果実を思わせる香り、バランスのいいフルーティなワインだ。

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2004/05/11

●日本酒 「亀齢・しぼりたて生酒」

岡崎酒造(長野県上田市)

普通種しぼりたて生酒
精米歩合70%


 一般米を使った普通種のしぼりたて生酒である。私の経験では、酒蔵の見学のとき、普通酒の仕込みの現場に立ち会うチャンスに、しぼりたての生を呑むことができるが、それを販売しているとは…実に嬉しい。
 香りと色がよく、米の旨みなど昔ながらの酒だが、しぼりたての生酒特有のじゃじゃ馬感がなく、清らかなフレッシュさは現代でも通用する。
 岡崎酒造は上田市の柳町という歴史的な家並みが残る北国街道沿いにあり、300年の歴史を有する造り酒屋である。上田エリアにファンが多く、実際、レベルの高い地酒を醸している。「亀齢(きれい)」というありがたい名前もいい。私の好きな酒の一銘柄だ。

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2004/05/11

●ビール 「YEBISU・生」

サッポロビール

バイエルン・アロマホップ
麦芽のみの長期熟成


 紹介しなくてもいいと思うが、私のビールのスタンダード。もう長い付き合いだ。
 15年ほど前、ビールにハマり個人輸入までしたが、日本のビールとしては本当によくできた旨いビールと思う。
 発泡酒が主流になった現在、コストパフォーマンスが悪いのだが、ついつい買ってしまう。他社で同レベルのものと考えると、サントリーのモルツだろうか。
 ビールも好みが多いかと思われるので、ご意見を…。

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2004/05/09

●日本酒 「翠露・特醸」

舞姫酒造(長野県諏訪市)

本醸造火入れ酒
しらかば錦
精米歩合59%


 14時ごろ、呑み仲間である真田町振興公社プロパーH氏が持参した酒。彼のお気に入りの酒である。
 翠露のスタンダード的な存在。香りは爽やかで、全体の味わいに奥行きがある。非常にバランスのいい酒。価格から考えると大変よくできていると思う。舞姫自身レベルの高い酒なので当たり前かもしれない。冷で呑むのもいいが、ここまで良くできていると燗にもしたくなる。呑みだすと止まらない酒だ。

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投稿者/元編集者さん 2004-5-10 23時
 ●これもいいですよね。
   この「特醸」もいいですが、雄町の純米吟醸なども美味しいですよ。
   日本酒を好きになるようになった頃に出会いました。
   同じ蔵の「舞姫」に比べて、どちらかというと女性っぽい味わいが好きです。
   州庵さんに「軟弱者っ」と叱られてしまいそうですが(^^;



 
2004/05/09

●プラムワイン「高城」

天鷲ワイン(秋田県由利郡岩城町)

プラム100% 白ワイン


 和歌山県九度山町・真田サミット(戦国武将・真田氏ゆかりの全国自治体が集う真田サミット、今年で7回目)へ出張した真田町振興公社プロパーH氏の土産だ。秋田県の岩城町は真田幸村の五女お田(でん)姫が嫁いだ里である。
 その岩城町のプラムを使い、まちおこし特産品として開発したのがプラムワインだ。果実の甘みと華やかでフルーティーな香りが高い。品のいい梅酒をイメージする。ソーダを加えカクテルなどにしたらいいだろう。我々、硬派な酒呑みの口には少々華やか過ぎる。

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2004/05/09

●山葡萄ワイン2003・赤(試作品)
  真田町振興公社



ヤマブドウ品種 国宝・ヤマソウ(真田町産)
小布施ワインに製造委託



 数年前から真田町振興公社で開発試作しているヤマブドウワイン。何回か相談を受けたが、今年も試飲を依頼された。4年前に試飲したワインが結構良かったのを覚えている。今回はどうか…、ヤマブドウ独特の酸味と苦味が結構ストレートに広がり、若干、荒い感じがする。が、なかなかまとまっている。意外と料理に使ったらOKなのかもしれない。
 ちなみに興味のある方は真田町振興公社・担当・橋場さんに問い合わせいただきたい。

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投稿者/因幡の白マダムさん 2004-5-12 10時
 ●山葡萄ワイン2003赤、「料理にOKかも」とありますが、お値段はいかほど?
   また、これを使うことで味にどんな効果が期待できそうなのか知りたいところ
   です。輸入モノ、国産モノ、それぞれほ〜んとに美味しいワインがたくさんある
   中で、山ブドウを使うことでどんな可能性があるのか、とても興味があります。

投稿者/州庵 2004-5-12 11時
 ●料理には、山葡萄の酸味と苦味を活かしたドレッシングなどに使えますね。
   それと、肉料理の煮込みに肉の臭みをとり美味しくしそうです。
   ご指摘の通り、販売の場合、価格が高そう。料理ワインが5〜6本ほど買え
   るのでは…(笑)。


  
2004/05/09

●山葡萄ワイン2003・ロゼ(試作品)
  真田町振興公社

ヤマブドウ品種 国宝・ヤマソウ(真田町産)
砂糖添加

小布施ワインに製造委託


 真田町振興公社で開発試作しているヤマブドウワインのロゼタイプ。ヤマブドウの酸味と苦味を飲みやすくするために砂糖を添加したという。試飲をしたが、ヤマブドウのよさが見えにくくハニーワインのようだ。ワインというよりアルコール入りジュースと言ってしまうと怒られるかもしれないが、そんな感じである。
 こちらも、興味のある方は真田町振興公社・担当・橋場さんに問い合わせいただきたい。

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投稿者/因幡の白マダムさん 2004-5-12 10時
 ●「砂糖添加」の文字を見て目まいがしました。
投稿者/州庵 2004-5-12 11時
 ●少しでもワインを知っている人は、絶対に目まいしますよね。


  
2004/05/09

●山葡萄ワイン「ゆきむら 2002」
  真田町振興公社


ヤマブドウ品種 国宝(真田町産)
しまのワイン(伊那市)に製造委託


 このヤマブドウワインは真田町内で売られている。真田町振興公社が真田町産のヤマブドウ・国宝を、伊那のしまのワインに持ち込み製造委託した。
 1年以上寝ているワインだ。ヤマブドウ特有の酸味と苦味が健在で、風味と味にまとまりを出すはずの熟成効果が現れていない。が、色はいい。寝かせ方に問題があるのではないか。
 こちらも、興味のある方は真田町振興公社・担当・橋場さんに問い合わせいただきたい。

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2004/05/09

●日本酒 「天法」

天法酒造(長野県千曲市)

大吟醸 斗瓶囲い
麹米・山田錦 精米歩合35%
掛米・山田錦 精米歩合39%
(平成10年収穫米)
1年半低温管理


 3月17日の甘辛日記に書いたが、日本酒が大きく進化し大変フレッシュな酒になって、成熟期に入ったと思う。純粋な清酒が多くなると、我々呑み助は、山廃や熟成を探し出そうとするが、ならば我々が熟成したらどうだろうか…と考えてしまう。濾過の方法や酸度などを見れば、熟成に耐えうる酒かおおよそ想像が付くからだ。
 天法の創業は、平成8年(1996)と若い蔵元で、千曲川のほとり千曲市戸倉千本柳にあった”月の井酒造”を譲り受け、天法酒造としてスタートした。杜氏は静岡県の某蔵元で、腕を振るっていた名杜氏だ。豊かな吟醸香と、綺麗な含み香を兼ね備えたインパクトあるのが天法大吟醸。滑らかな喉ごしでキレもいいのだ。
 その酒がある酒店で1年半寝ていたのである。私の目は一升瓶に釘付けとなった。酒に失礼のないよう、杯には骨董の逸品を使う。
 ほのかにいい色が付き、香りは気品あふれ…優雅な香り、繊細な味わいの中に深みのある米の旨みと永い余韻。なんともいえぬ旨さだ。明らかに「化けた」。しかも、大正解の化け方だった。

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投稿者/元編集者さん 2004-5-10 23時
 ●大吟醸は飲んだことがないですが、吟醸クラスはどこか実直なキレる酒だった
   ように思います。
   さほど華やかではないもののきれいなお酒ですよね。
   先日、かつて瀬川杜氏がいた某蔵のお酒を飲みましたよ。
   やはり旨かったですよ。今度仕入れたらお持ちします。



  
2004/05/08

●日本酒 「開雲野鶴(カンウンヤカク)」

佐久の花酒造(長野県南佐久郡臼田町)

袋しぼり純吟・無濾過生原酒
新美山錦
精米歩合55%


 数年前だろうか…佐久の花の第一印象は、フルーティーで清らかな香りと味、女性好みの酒と思った。
 しかし、一昨年あたりから山廃仕込みなどが出てきて、骨っぽい日本酒という私の好みに近づいてきた。この袋しぼりの純吟・無濾過は、品のよい香りとふくよかで厚みのある味だ。原酒そのままという感じで、佐久の花を見直した。

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投稿者/元編集者さん 2004-5-10 23時
 ●これって確か県内6酒販店限定出荷ですよね。
   さすが宮島さんですね。
   まだ飲んだことがないので是非飲んでみたいお酒です。
   「佐久の花」はホント旨いですよね。
   東京などでは手に入りずらく“幻の酒”と言われ始めているそうですよ。
   しかしながら、先日実家に行ったら冷蔵庫にあり、父にどうしたのか聞いてみた
   ら、「サンタの創庫にあったから買ってきた」とのこと。
   酒通な方が気の利いた贈り物にでもしたものを、もらった方が酒の価値を知ら
   ずにリサイクルショップに卸してしまったのでしょうか(^^;
   気を利かせた品選びも難しいかもしれませんね。



  
2004/05/04

●日本酒 「水尾・大吟醸・一年熟成」

田中屋酒造店(長野県飯山市)

山田錦
精米歩合39%
2003年醸造の一年間低温熟成
 


 熟成のため、昔ながらの日本酒の色があり、白磁の杯で呑みたい。私の好みでは、水尾は切れが良すぎるイメージがあったが、低温熟成によって切れと共に香りと味に奥行きがある。

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投稿者/元編集者さん 2004-5-10 23時
 ●ここの蔵のお酒も好きです。
   実母が飯山出身なので、どこか馴染み深い気もするのです。





  

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