真田州庵のサイト トップへ

骨董入門

                  エッセイ

感染してから発病まで、あっという間の
「骨董・アンティーク症候群」

01●邪魔物になるか、骨董・アンティークになるか
02●骨董、古道具好きの家系
03●アンティークが背負う物語
04●身近なライバル
05●目利きとは修行、骨董屋は道場
06●骨董ブームの変遷、その一
07●ブームの変遷、その二
08●ブームの変遷、その三
09●アンティークの定義
10●ヨーロッパの島国に学ぶ
11●人生の通過儀礼のプレゼントに、骨董・アンティークを
12●産業革命を知ることができるアンティーク「機械モノ分野」
13●モノたちとの出会いは「恋愛小説」
14●孫子3代使える名品が少なくなる現代
15●骨董道、最初は誰でも素人なのです
16●粋なプレゼントに「印判手の器」は如何
17●侮るべからず、リサイクルショップ
18●骨董屋の三大チェックポイント
19●掘り出し物発見センサー搭載の私
20●博物館や資料館、美術館も「目利きを鍛える場」
21●私の骨董屋デビューは小学校1年生の頃
22●白洲次郎・正子夫妻の旧白洲邸『武相荘』がミュージアムに
23●コレクターに陥る性格とは
24●骨董入門に小型の和箪笥は如何
25●「巡回」はハラハラ
26●骨董屋の「老舗」と付き合う良さ
27●骨董入門の基本「お店でのマナー」
28●「玉石混交」の楽しさ、骨董フェアやフリマ
29●漆器が「買い」の今日

 骨董やアンティークにはまり、暮らしのシーンの中で微笑ましく愛用している方は、実にいい顔をしている。そんな方々と品物の話をすると、さまざまな物語と出会う。
 私も含め、日常で古き良きものを愛用する仲間を、愛情を込めて「骨董・アンティーク症候群の人々」と呼んでいる。不思議なもので、この病は、感染から発病まであっという間なのである。しかし、確実に暮らしを豊かにする文化的な病なのだ。忙しすぎる現代、歴史の気配を感じる品々があるとホッとでき、次代を担う子供たちにも先人を主人公とした文化という歴史を伝えることができる。
 私の場合、家系にこの症候群のDNAが潜んでいたようで、自然発症したようだ。しかも重症患者なのだ。骨董屋デビューは小学校1年の頃。その記念すべき品物は、古伊万里・平底の蕎麦猪口であった。少々、傷があったが、白地に藍色のススキ文様が美しかったのを覚えている。
 このエッセイはKURA(長野県を中心に発売されている月刊情報誌)に連載している『アンティーク・ミュージアム』のリードのために書きためたもの。さまざまな視点から骨董・アンティーク道を一考した(加筆・修正を加えている)。
 骨董・アンティークの入門の参考になると思うので読んでみたら如何だろう。
男の道楽
骨董・アンティーク