写真ギャラリー4 「Egg」(1993年の作品 石垣島・沖縄・奄美大島・愛媛県松山にて撮影)
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 作品作りで煮詰まると、気分転換と称し、必ず散歩に出かける。行き先はたいてい決まっていて、東急ハンズあたりだ。何か撮影小道具はないかと、うろうろする。結局、撮影小道具とは何も関係ない薪ストーブのパーツなどを買ったりして、ひと時を過ごし満足している。不思議なものでどのフロアーに何があり、欲しいもののプライスなど、結構細かい記憶が残る。
 以前からこの透明なタマゴが気になっていた。足を運ぶたび手に入れようと思ったが、実際に買ったのは1993年の春ことだ。
 以来、数年間、出張の鞄の中にカメラと共に鎮座するようになる。
 当時、奄美大島や沖縄、石垣島の仕事が多く、このタマゴを持って様々な海岸を歩いた。

 タマゴからイメージする言葉は、無限のようにある。
 「未来」、「生命」、「可能性」・・・。
 タマゴに関する諺や迷信なども世界各国に山ほどある。
 そのうち「タマゴ文化論」などという本が出てもおかしくない。
 いや、私が書こうかな・・・と、考え込んでしまう。
 表紙と扉にこの作品をレイアウトするのだ。
 どなたか先に書く場合は、この作品をレンタルしますので、是非ご一報を。

 1993年当時もCGを使い、リアルで不思議な映像が簡単に出来た。今日では尚更である。
 しかし、この透明なタマゴを通し風景を眺めると、そこには現実の摩訶不思議な世界が出現する。